ヒーロー

朝起きたらタイガーアンドバニーのヒーローTVって実際に作れるんじゃないかって妄想が湧いたので記しておく。


あらゆるヒーローは承認してくれる人がいないとヒーローじゃない。あの世界のヒーローって番組に出ているからヒーローだと認められている。
番組に出ない能力者は、能力あってもヒーローじゃない。ヒーローと同じことをしても警察はヒーローじゃない。
能力が低くたって2軍でヒーロー。タイガーなんてたとえ能力なくなってもヒーローやりそう。


こっちの世界ではどうするか。
Twitterで助けを求めているってメッセージがあったら近くの人が助けに行く。経過か結果かユーストリームで配信しする。そうなれば番組と変わらない。
能力は何でもいい。別に危険な行動をしなくても人を助ける方法はある。
番組出ればヒーロー。あっちと違ってスポンサーはないけど。でもスポンサー要らない範囲なら誰でも番組出れる時代。自分で配信してもいい。
仕事じゃないから金銭は貰わない。別のお礼を貰ったらそれも配信する。互いの言い分が違うと放送で分かる。ごまかせない。どんなお礼をしたか報酬だって宣伝になる。
仕事で時間や余裕が無ければ、できなければできる範囲で助ける。かえって仕事をしていないならヒーロー専業できるんじゃないか。本当のヒーローにはスポンサーつくかもしれない。
助けた方も助けて貰った方も結果伝える。放送する。そうすれば本当にヒーローだったか分かる。視聴者が判断できる。
助けを求めるのも助けたことも嘘かもしれない。でも番組に証拠が残る。


ヒーローの本質って図々しいほどおせっかいなことじゃないかな。分業とか効率とか責任の範囲とか関係がない。
ヒーローは手に負えない止められない。自分の手に負えないこともやろうとするのがヒーロー。


どうしてヒーローがいないのか。
いい人になるなんて恥ずかしい。自分でヒーローだなんて恥ずかしい。売名したいわけじゃない。
だったら自分がヒーローであるという言い訳があったほうが楽かもしれない。番組でそう扱っているからヒーロー。
ヒーローは照れるもの。照れてばかりもいられないのがヒーロー。顔や名前を隠してもいいだろう。


オルテガのいうエリートって、エリートじゃなくてヒーローのことなんじゃないかな。
評価経済のウッフィー、評価資本ってそうやって集めるものじゃないかな。
ヒーローは責任や義務を引き受ける存在。ヒーローならフォロワーだって集まるだろう。


素人ヒーローは効率悪い。仕事もできない足手まとい。必要が無い。
子供ってそういう存在。
子供はヒーローであることを諦めて大人になる。効率よく仕事ができるようになって必要とされるところを探す。
でも何かがあったら何もかも放り出してその場に向かってしまうのがヒーローの資質なんだろう。
何か思い出してきた。そういう世界に行きたかった。
ハリウッド映画がヒーロー物ばかりなのも、日本のオタクがヒーロー好きなのもきっとそんな未来を指している。