2012-01-14 リア家の人々 本 どういうわけか橋本治の小説は読みふけるという風にならない。 どの人もそれぞれに生きていく。読んでいる人にはそれぞれの言い分が分かるけれど、登場人物同士はそれぞれ分からないで生きていく。 もうすこし何とかならないものかと読んでいる間は思うんだけど、読み終わったらこっちだって彼らと同じようなもの。 人生がそういうものだと言われたらそうなんだけど。