ニコ生PLANETS11月号 徹底評論『TIGER & BUNNY』

タイムシフトで視聴。
マンガ夜話と比べると宇野さん、石岡さんが二人分くらい役割を引き受けている感じ。宇野さんが大月さんと岡田さん。石岡さんがいしかわさんと夏目さん。
安定感がある。1時間30分の枠があるからできるんだろうけれど。


石岡さんの折紙サイクロンが見切れることが本質的だという指摘。
見切れるって面白い。見切れるって良くないことのはず。でも広告のために自覚的に見切れる。
カメラを意識しているけど、カメラが抜いているわけではない。見られているという意識はあるけど写りたいって前に出るわけではない。
写らなくてもいいわけじゃない。写ったときのことを常に意識はしている。
写ることは意識している。でも主張はしない。ややこしいというか、そこまで写ろうとするなんて可愛いと思うか。


見ることと見られること。語ることと語られること。一方向ではもうない。見る人を見る人がいて、語ることを語る人がいる。それを自覚しているか。
もう特権的に見るだけ、語るだけでは済まない。見られて語られる。見切れても大丈夫か。
ヒーローを見る。ヒーローを見る人を見る。作品を語る。作品を語る人を語る。それがこの盛り上がりを生み出した。
自分は見られたくない、語られたくないというのが、いずれルナティックさんの弱点になりそうだけど。


両角織江さんの言うタイガーの昔の相棒が出てくるのも面白そうだけど、これからもっと若い相棒が出てくるのも面白そう。
第1話の少年がヒーロー2部に入ってきて、タイガーへの憧れを抱いたまま、新しい相棒になって物を動かす能力を使ってバックアップをするなんて展開になると、バーナビーのぐぬぬが見られるかも。
それならヒーローに憧れる人の系譜がレジェンド、タイガー、少年って繋がるし。