ニコ生PLANETS「リトル・ピープルの時代」を考える 濱野智史×宇野常寛

2人とも早口だな。しかし「リトル・ピープルの時代」の理解は深まったような気がする。
この対談を文字起こしするかして増補すべきだな。それこそ「リトルピープルの時代」にふさわしいやり方。


それでもAKB語りへはついていけないな。
秋元康が嫌だから。
ゲームのルールを決める人、ゲームマスタービッグブラザーとは違うのかって疑問もある。


スパ4AE、ストリートファイターⅣAEのことだと考えると理解が早い。
ユン、ヤンが強すぎてバランスの調整が入る。ユーザーの意見にメーカーが従うことになる。
ゲームのプレイヤーだけでなく、見ているだけの人からも意見が出る。関わっていることがルールの変更を促す力になる。関わることがそういう力になってしまう。
ユン、ヤンのプレイヤーにしたら弱体化は避けたい。いままでやってきたことが無駄になる。キャラ変える人もいる。辞める人もいる。でもゲーム全体のことを考えて受け入れて使い続ける人もいる。
調整はゲームが盛り上がるために行われる。誰か特定のプレイヤーや、カプコンのためじゃない。少なくともカプコンにしか旨みのないルールじゃプレイヤーは離れる。課金した人限定の強キャラなんてあっても冷めるだけ。
調整後は皆少しずつ変わらないといけない。プレイヤーも変わらないと対応できない。
囲碁や将棋のように、完成されたルールのゲームではない、更新され続けるゲームとして遊ぶ。遊ぶことが盛り上がりを生み、新たな更新を生む。


今まで父で、権力であった人が、自分もリトルピープルだって言われても腹が立つ。暴力や悪は小さくなっていない。権力持っている人の逃げ口上に使われそうだって反応はありそうだ。若い人から。
でもそういう人との戦い方も変わる。
ゲーム全体を変化させる力としてゲームに参加する。そのつもりでゲームを観察する。作戦を立てる。そして新規プレーヤーも盛り上がるようにゲーム自体を更新することを目指す。
スパ4終わりにするんじゃなく、ユンヤン出て行けでもなく、全体の調整をしてもっと盛り上がるゲームにするって発想。そして自分もそのルールに新しい対応をしないといけない。
そういうゲームマスターでないと、ゲームはもう続かない。


1人でやり続けるのは無理な気もする。
ゲームマスターも、もうビッグブラザーではない。ビッグブラザーに見えるだけで何か嫌だ。
それもリトルピープルの時代だからか。