芸能

最近だと紳助社長のプロデュース大作戦は見ていた。芸人が民宿したりサンゴ保護したり。
芸能が一般化した大衆化した。ずっと吉本のやってきたこと。芸人が若い人の憧れの職業になって、あらゆる人に笑いの素養を発見してきた。
権威や権力や常識に対して、笑いや歌や芝居は対抗する力がある。大きな力を笑うことで沢山の人に爽快さや元気を与えられた。かつては。
今は権威や権力、常識を笑っても大きな笑いにならない。どれも大きな力はない。今の笑いは特定の文脈を共有する人にしか届かない。尖った笑い。
今やお笑いの方が大きな力になって対抗される側になっている。
老若男女あらゆる人に感動をもたらすことは、もう既存の芸能の役割ではないのかもしれない。
民宿経営したりサンゴ保護したりすることを見せることが、かえって沢山の人に元気を与えられる芸になったのかも。お笑いに対抗しかねない芸に。
そうすると、この際だから彼も一芸人に戻りたいのかな。若手にやらせるんじゃなく自分でやると。
また芸の山を登ると。